ドイツS級コーチによるサッカークリニック
昨日ドイツから来日し、今日川越市でサッカークリニックを行ったドイツサッカー協会のベルント・シュトゥーバーさんとウド・ヘルツァーさんに会いに行きました。1.FC川越水上公園の選手と一緒に、フッチのU-14から伊達君と小山君の2選手も特別にクリニックに参加させてもらいました。
<シュトゥーバーさんの話を聞く選手たち>
シュトゥーバーさんは23年間ドイツサッカー協会に所属していて、現在はドイツサッカー協会で指導者育成のチーフインストラクターを務めています。ドイツS級ライセンスを持ち、過去にU-16からU-21までのドイツ代表の監督も務めました。教え子の中には、今回のワールドカップで活躍したポドルスキー、エジル、トーマス・ミュラーなどそうそうたる顔触れが名を連ねます。また、ユーロ2008や今回のワールドカップでは現地でドイツサッカー協会の試合分析責任者を務めました。
<トレーニングを見つめるウドさん>
ウドさんは、夏に行われたフッチU-14のドイツ遠征でも大変お世話になり、最近フッチと友好提携を結んだ1. FC Reimsbach(ライムズバッハ)の監督をしています。ドイツS級ライセンスを持ち、ドイツと日本でこれまで多くの日本人選手の指導にも携わりました。土屋コーチの師匠の一人でもあります。
<「いい選手がいるね。」 by シュトゥーバーさん>
1時間半の短い時間でしたが、サッカーの基本となる個人戦術やグループ戦術に関わるトレーニングを行いました。 見た目は単純なトレーニングですが、中身を突き詰めると、高い集中力、速くて正確な判断、アクションを実行するテクニックが求められます。
<記者のインタビューに答えるシュトゥーバーさん>
午前中のトレーニング後、昼食をとりながらサッカー雑誌の記事のためにインタビューが行われました。テーマはサイドの選手について。豊富な経験から的確な答えが返ってきます。
昨日は日本対アルゼンチンの試合を観戦し、「日本は勝ちに値する試合をした」とシュトゥーバーさん。「日本サッカーは新しい世代に生まれ変わった。特に、ヨーロッパでプレーする選手たちは、強敵やレベルの高いチームメイトと毎週レベルアップを繰り返している。こういった経験をした選手が将来指導者になり、新たに良い選手を育てていくべきだ。」
午後は、シュトゥーバーさんの行ったワールドカップ分析を含め、育成のテーマで講演が行われました。ドイツサッカー協会の行っている試合分析の目的は、ワールドクラスで行われているサッカーのトレンドとドイツサッカーの長所を組み合わせ、ドイツが目指すべき独自のスタイルを追求するためです。この分析はクラブや代表のためだけでなく、育成の指針やコーチ育成にも関わる重要なものです。今回のワールドカップでドイツ代表に若い選手が多かったのは偶然ではなく、10年にわたる育成の成果でした。これ以外にもいろいろなと貴重な話ができたので、今後の指導に活かしていきたいです。
シュトゥーバーさんは、今回日本のS級指導者のためのリフレッシュ講習で講演を行う予定で、ウドさんとともにもうしばらく日本に滞在予定です。残りの日本滞在を楽しんでください。
by コーチ土屋
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